フラワー ママの話

手紙を出す

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最後に手紙を書いたのはいつだろう。

数年前にやめてしまった年賀状かもしれない。

そのくらい、手紙を書くことがなくなった。

自宅の郵便受けに入っているのは、差出人が企業や公的機関のものである。
あるいは、購入したものの時もある。

個人的な手紙が届くことはまずない。

子どもも、手紙を書くことなく育っていくわけだが、
子どもが小学生の時に参加した音楽教室のキャンプでは、家族宛の手紙を書いて送るということをしていた。

わが子が、ハガキ一枚に文章を書いて送ったのはその時くらいではないかと思う。

公衆電話同様に、手紙や葉書の書き方、出し方についてもあえて教えていかないといけないものになったのだと思う。

旅行先から写真付きのハガキを出すというのも昔はよくしたものだ。
海外に行けばホテルでせっせと書いたものだ。
ハガキより、自分が先に帰ることになっても、それでよかった。

今は?
まず、海外に行けないし、
たとえLINEで写真を送れば、今の瞬間を伝えることができる。
わざわざ写真付きのハガキを買う必要性がないのだ。

でも、子どもを海外に連れていく機会があったら、そこでハガキを書いて送るということをしてみようと思う。
ハガキを選んで、
メッセージを考えて、
切手を買って貼って
ポストに入れる、
という一連の作業もまた
旅の思い出になると思う。
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