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TENZO

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この数年でなんとなく印象的だった映画を思い出してみると、例えば頭に浮かぶのが曹洞宗の青年部が企画してつくった短編映画「典座 TENZO」もその一つです。

かなり俗っぽい「バンコクナイツ」というタイの風俗街を舞台にした作品を撮った直後の空族っていう映像制作集団の監督が不思議な縁でこのTENZOに携わってるんですが、タネを明かせば主演の僧侶と監督が従兄弟同士ということだそうで。そこもちょっと面白いところです。

役者は僧侶なので素人ですけど、発起人でもありなにかを伝えようとする熱量がありますし、素朴で真面目なつくりの映画ってことで好感がもてます。

ダライ・ラマからもコメントをもらったようです。以下転載。もうこれが質の高いレビューなので、この作品の紹介はダライ・ラマにお任せしようと思います。

(転載)
映画『典座 -TENZO-』が、社会に貢献する日本の僧侶たちの生活を描いたものであると知り、うれしく思います。2011年の東日本大震災と、その後の福島の惨事を背景にしたこの映画は、人間、自然、そして社会のつながりについても描いています。

仏教の僧侶や尼僧たちが、宗教的な探求のみならず社会的な活動により関わることを、私は常に支持してきました。「人々の幸福のための奉仕」というこの映画のメッセージを通じ、日本における曹洞禅の伝統の中で、私たちの精神的な兄弟たちがおこなってきた、この寛大で有益な取り組みが、世の中により広く知られることを願っています。祈りと願いを込めて。
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