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スジャータ
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もう冒頭から「苦しみのほとんどは、食べものが原因でおきる」というブッタの言葉が浮かび上がり、ラストは以下の言葉で締めくくるというくらい仏教ベースでした。
ブッダは長い断食の苦行をしていた。
そこに村の娘のスジャータが現れ乳粥を差し出した。
乳粥を食べたブッダは心身を回復し
やがて悟りを開いた。
コーヒーフレッシュといえば褐色の恋人「スジャータ」が有名ですが、そのスジャータはこの乳粥を提供した女性の名前です。苦いコーヒーにミルクを添えるということなんでしょうね。
まあ一杯の乳粥に「苦行のみでは悟りを得ることができない」と、いたずらに食を断つことの無意味さを説きながらもやはり「苦しみのほとんどは、食べものが原因でおきる」というところに、ブッタの説いた人間の食に対する業のようなものを垣間見みる作品でした。それでも救いが描かれてはいましたが。
このスジャータの話。一杯の乳粥というところに、国連世界食糧計画(WFP)の事務局長として「カップ一杯の給食が子どもを救う」などの取り組みを展開したジョゼット・シーランのことを個人的には連想させますが、最近では世界食糧計画がイーロン・マスクの要求に答えて66億ドルで4200万人を飢餓から救う方法を説明したそうですね。。なんというか飢餓というものを本気で乗り越えることを考えると、やはりスジャータのようなアプローチを抜きにしてはうまくいかないような気がしています。
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